代表取締役より

私は、大学卒業後に某大手家具企業での店舗運営を経験し、後に転職し中小企業の医療機器商社での貿易業務、さらに大手半導体商社にて営業職としての経験を経て、2013年より仙台に戻り初代代表の経営する巻き爪事業に加わりました。

仙台だけでなく、全国のより多くの方に「足を満たす」本当の「満足」を届けたいと想い、2014年2月に株式会社アステラを設立し、巻き爪矯正院の多店舗化を始めました。

「私がなぜこの仕事を始めたのか?」そして、「なぜ全国へ展開したいと思い経営しているのか?」を説明する上で欠くことができない3つのターニングポイントエピソードがあります。

Episode 1 

 1.”仕事がない”から”志事”が生まれた

《2008年9月リーマンショック》

貿易の仕事がしたいと某大手家具企業を退職し、医療機器商社の仕事に就くまで1年くらいブランクがありましたが、その時はちょうどリーマンショックで就職の氷河期。タイミングの悪い時に辞めてしまったなぁ、と正直思いました。

求人がそもそもない、未経験お断り、社会から必要とされない、社会貢献したくてもその場がない、ただただ自分の無力さと悔しさを痛感したことをはっきりと覚えています。同時に、『ならば、自分で仕事を作っていきたい、やりがいのある働ける場所を作り提供できる人になりたい。』と考えるようにもなり、起業したいという想いが一層強くなりました。

 思い返せば、気づいた時には不況と呼ばれる時代、景気がよい時代は経験したことがない我々。仕事のやりがいや生きがいを見失いやすい時代で同じような思いをした方や、今まさにしている方は多いのではないかと思います。そこで私は、自分が雇用を創出し、やりがいのある、社会貢献できる「志事」を新たに「創る」ということに使命を感じました。

Episode 2 

2 .仙台から全国へという想い

《2011年3月 東日本大震災》

東京でサラリーマンとして仕事をしていたときでしたが、東日本大震災で宮城は被災しました。テレビでは津波による深刻な映像ばかりが配信されるばかりで、仙台のリアルな現状が入ってこない、仙台にいる家族の安否確認もできない状況でした。同時にまたしても、何かしたくても何一つできない、行動できない、形にできないという自分の無力さを痛感しました。長い目で見たときに仙台という地で仕事ができたら、という思いが強くなる一方で、いろんな他県の方に救われて、支えられて復興していく宮城を見て、恩返しというのはおこがましいかもしれませんが、いつか仙台から全国へ、いつか何かしらの形で貢献していきたいと考えていました。

 残念ながら宮城県は、メタボ該当者予備軍 全国ワースト2位、食塩摂取量全国ワースト1位、一日あたりの歩数 全国ワースト7位(特定健診・特定保険指導に関するデータ および 平成28年国健康・栄養調査報告 厚生労働省)という不健康と未病のワーストの県という現実もあり、未病へのアプローチや足からの健康を全国へ発信していくことで宮城県自体も健康に、全国も健康になればより有意義だと確信しました。

これが仙台という地だけに限らず、全国の足からの健康を支え、社会貢献していきたいという思いの原動力になっています。

Episode 3 

3 .求められる専門サービス

《2013年2月 仙台市1000人巻き爪アンケート調査

 地元の有力新聞社である河北新報社様にもデータ提供をするような信頼ある調査会社の東日本リサーチセンター様に「巻き爪に関する1000人アンケート」を依頼し実施しました。「10人に1人は巻き爪」ということがネットや書籍でも根拠なく、推測の範囲でよく言われていましたが、この懐疑的なデータがこの調査で証明しました。しかも、10人に1人よりも実はもっと多くいるという事実を知ることになったのです。このことにより、巻き爪を専門で治すというところに大きなニーズが存在するということが確信に変わり、困っている人が多くいる!だからビジネスとして成立する!そして何よりも、貢献度も高く、やりがいのある仕事になる!ということも確信しました。

And Now…

翔け!唯一無二の職業「巻き爪技療士®︎」

この巻き爪矯正という未知の分野において、日本一であり、専門であることを武器とし、安全、信頼、実績の3拍子揃った巻き爪の専門家の称号として「巻き爪技療士®︎」を2020年11月に商標登録しました。この称号が、働いてくれている巻き爪技療士スタッフの職業ブランド確立、ステータス向上、やりがい、自信、誇りに繋がって欲しいと考えました。夢のようですが、10年後には巻き爪技療士という職業が誰もが知るような職業になったり、憧れる人気の職業になっているようにと本気でこの仕事に取り組んでいます。10年後の「常識」を作っているのです。

 足は「歩く」ことを可能にしたり、血流に関わる第二の心臓であるふくらはぎを持ち、生命を維持する上で非常に大切な器官であるだけでなく、美味しいものを食べに行ったり、綺麗なものを見に行ったりと生活を豊かにするなどQOLの観点からも非常に大切な器官です。しかし、複雑に形成されているが故に、この足という器官は、現代社会の生活のストレスを一身に受けてしまっています。あなたを一番の底辺から支えているということを忘れて、様々なトラブルを持ち悲鳴を上げているのです。健康な方から言わせれば「歩く」という行為は空気を吸って吐く呼吸程度にしか思っていないかもしれません。しかし、歩行は当然のことではありません。失って初めて気付くのでは遅いのです。

 厚生労働省の「国民生活基礎調査」によれば、平成25年の1年間で要介護状態となった主な原因は、「関節疾患」や「骨折・転倒」です。加えて、「高齢による衰弱」を運動器の障害としてみなした場合、合計すると全体の36.1%に上ります。「歩けなくなる」という事態は、誰にでも起こりうるのです。日本は超高齢社会に突入し、増える医療費の問題、介護問題など様々な問題を抱えています。打開の鍵となる健康寿命やQOLの向上は「足」の改善にあるのです。つまり、皆さんの活動や仕事、そして想いは大きな社会的意味と価値のあることなのです。

そのような社会的意義と価値のある職業「巻き爪技療士」が活躍できる場を創り、提供することが私の使命であり、仲間と共に社会貢献するのが会社の使命なのです。

For our future

単なる”仕事”が生きがいの”志事”に変わる時

最後に「仕事のモチベーション」に関する有名な寓話で、『石工の仕事は石を積むことではなく、教会を造ること、さらには人々の心の寄りどころを造ること』という話があります。

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ある建築現場で、何をしているのかを聞かれた三人の石工のうち、

一人目の男は「これで食べている」と答えた。

二人目は手を休めずに「腕のいい石工の仕事をしている」と答えた。

三人目は目を輝かせて「国で一番の教会を建てている」と答えた。

すると、最後に奥にいた四人目の男が答えた。

「私は皆の心のよりどころを作っている」と。

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あなたはどのような想いで仕事をしますか?

「これで食べている」だけでしょうか?

「巻き爪のプレートを爪に貼る仕事をしている。」だけでしょうか?

「巻き爪矯正で足の問題を解決している」だけでしょうか?

四人目の男が答えたような「志事」のように、

我々の今年1年の仕事が「志事」になり、全国の皆様の健康につながることを願っています。

2021年2月1日 

切らない!痛くない!巻き爪専門院グループ運営法人

株式会社アステラ 代表取締役

寺建 文博

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